卒業生の皆様へ:大谷義彦(2020.8.24)

大谷義彦 名誉教授

 今年の夏はことのほか暑い日が続いておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしのことと存じます。
 さて、2020年10月17日に開催予定をしておりました大谷研究室OB会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を避けるため、中止とすることになりました。まことに残念ですが、ご理解いただきますようにお願いいたします。その代わりというのもおかしいですが、後藤会長、田邉幹事の尽力により「大谷研究室卒業生の会」のホームページを開設しました。「近況報告」の場を設けておりますので、それぞれよりご投稿いただき、皆で共有し、理解し合い「大谷研究室卒業生の会」をより楽しく、意義あるものに育てていきたいと思っております。皆様方のご協力をお願いいたします。
 わが母校であります日本大学生産工学部では、他大学の例と同じように、緊急事態宣言発令の折には、教職員、院生、学生の入校禁止、教職員は在宅勤務、会議はWebによって行われ、また院生、学生にはオンラインによる授業や試験を行うという状態でした。最近になって、多少緩やかになり、教職員、院生、卒研生は許可されれば入校できるようになってますが、入校時の体温測定や院生、学生は過去2週間分の体温記録を持つことが必要となっております。9月になれば後期授業の開始ですが、さすが実験はオンラインとはいかないので、人数を半分にするなどの工夫をして実施するようです。内田暁先生は、その真っただ中にいますので、とてもとても大変なようです。
 私自身は、外で飲む機会もなく、ひたすら家内の目を意識しながら、家飲みに徹しております。おかげさまで小遣いは減らずに済んでいる状況です。出かけるとすれば、週に1日は内田研究室に遊びに行くか、照明学会、日本照明工業会、高速道路調査会などの委員会に月に1~2回出席する程度です。残念ながら飲み会はありません。家にいるときは、上記の委員会等の宿題を片付ける、読書する(知念実希人の医学関係のミステリー、佐伯泰英や葉室 麟などの時代もの、本屋大賞受賞作品など)、録画しておいた番組を観る(麒麟がくる、ポツンと一軒家、刑事もの、時代ものなど)、散歩する(家から往復60~90分位の東西南北)、芝刈りや草取りをする、といったところでしょうか。
 最後になりましたが、このたび2020年4月29日付にて瑞宝中綬章を授与されました。これもひとえに卒業生の皆様をはじめ多くの方々のご指導ご鞭撻の賜物と存じておりまして、心から感謝申し上げている次第でございます。残念ながら、5月14日に予定されていました勲章伝達式及び皇居における拝謁は、新型コロナウイルス感染防止の観点から中止となりました。それに代わりまして、7月22日に生産工学部清水正一学部長から、学部長室において勲章及び勲記が伝達されました。私といたしましては、このコロナの時期ですから、ひっそりとこっそりとしていようと思っていたのですが、後藤会長のご挨拶の中で述べられてしまいましたので、遅くはなりましたが皆様方に御礼のご挨拶をさせて頂きました次第です。今後とも、よろしくお願いいたします。
 まだまだ暑い日が続きそうです。どうかくれぐれもご自愛の上、お仕事に精を出されますようにお祈りいたします。なるべく早い機会に皆様方とお会いできると良いですね。

大谷 義彦    

瑞宝中綬章

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