本年も「大谷研究室卒業生の会」は開催されます!!:大谷義彦(2023.8.7)

本年も「大谷研究室卒業生の会」は開催されます!!

 暑中お見舞い申し上げます。
 今年は、大雨、洪水、酷暑のニュースが、ほぼ毎日全国的に駆け巡っており、特に大雨、洪水を被った皆様方には、心からお見舞い申し上げます。また、酷暑については、「熱中症警戒アラート」なるものも毎日出されており、時には北海道にまで及んでいるようです。このような異常気象現象は、当然ながら世界的なものとなっており、地球温暖化現象がどんどん進んでいるというのが実感です。こうなった以上、自分らの時代では避けられそうもないのということで我慢するとしても、せめて次世代の方々には住みやすい環境を取り戻せるように、現在の自分らがCO₂削減に向けた行動と実践に取り組まねばならないと、強く思っている次第です。特に、日本は、世界の中でも遅れているようですから。

 前置きが長くなりましたが、「大谷研究室卒業生の会」を昨年に引き続き、本年も2023年 10月14日(土) 16時より市川グランドホテル7階にて開催することが決まりました。毎年毎年、後藤会長、田邉幹事のご努力に心から感謝いたします。昨年は25名の参加でしたが、期を越えたグループがテーブルごとにでき、楽しい時がどんどんと流れていきました。どうか、本年はより賑わいのある会となるように、同期の友を誘い合わせて、多くの方々が参加されますようにお勧めいたします。

 さて、このところ毎回浮世絵のなかに描かれた「あかり」を紹介しておりますが、今回は日本大学生産工学部電気工学科卒業生が出版した書籍に目が留まったものですから、それのご紹介をすることにしました。

地盤進化(小原智)
地盤進化(小原智)

 著者は、1983.3卒、大谷研究室第5期の小原智君です。書名は『地盤進化! 地面の中は進化していた!!』といい、発行所は総合法令出版、定価は1,300円+税、発行日は2022.12.20です。小原君は卒業後、住友建設㈱(現三井住友建設㈱)に入社しました。そして3年後には、父親が京葉ガス㈱指定ガス工事店として創設していた不二工業㈱(現不二公業㈱)に入社しました。現在は代表取締役でありまして、本年3月には創立60周年という記念すべき時を迎えております。
 創業以来、親から子へと引き継がれながら、高度成長期、バブル景気に踊った時期、そのバブル崩壊後の「失われた20年」など社会経済の荒波や、東日本大震災に代表される自然災害に遭遇しながらもガス、上下水道工事という社会インフラを守ること、市民の安全で安心な「普通の生活」を支えることを使命感に奮闘努力を続けてきた長い道のりと現状と100年先を小原君は熱く、力強く述べているのです。現在の不二公業㈱は、千葉県船橋市に本社を置き、千葉県北西部の「ガス事業者」である京葉ガス㈱の指定ガス工事店を母体とし、土木工事、管工事の施工及び施工管理を一貫してサポートする総合建設会社に発展しています。
 本書は全部で4章ありまして、「第1章東日本大震災の教訓」では、東日本大震災時の災害復旧作業に如何に取り組んだかをドキュメントタッチで紹介しております。「第2章建設業の現状と課題」では、その内容についてグラフと表を使って丁寧に説明しています。「第3章新たな100年企業に向かって」では、不二公業㈱の歴史と現状、そして100年企業を目指す、ありたい姿を綴っています。「第4章街を創る 街を支える」では、特に若い人たちにこの建設業界に興味や関心を持ってほしい、共に「地域の未来」をつくっていくパートナーとなってほしい、と訴えかけております。そして最後にあります、京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)藤井 聡先生と小原智君との対談「最前線でふん張る企業を応援したい」は、大いに読み応えのあるところです。

 如何でしたでしょうか。大谷研究室の卒業生から本が出版されるなんて、とても素晴らしく嬉しいことではありませんか。不二公業㈱にご興味を持たれた方は、https://fuji-k.jpをどうぞご覧ください。また、小原智社長に興味を持たれた方は、You Tubeの「社長へ遠慮なく100の質問」を見てください。そして、『地盤進化! 地面の中は進化していた!!』に興味を持たれた方は、Amazonにチャンとありますので是非ご購入下さい。あるいは、私の持っております1冊をお貸ししますので、ご連絡ください。 
 それでは、10月14日(土)16時に市川グランドホテル7階で皆様とお会いできることを楽しみにしつつ、失礼します。なお、この猛暑は10月まで続くという説もありますから、くれぐれもご自愛の上、お過ごしください。
                                                                                                                                                                                                                                                                       

2023年8月4日 大谷 義彦

下のコメント欄より先生へのメッセージをお待ちしています。(事務局)

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